ちくちくの会の原点

こんにちは。長野です。

 

先日、7月7日、8日に京都教育文化センターにて開催された

「第10回あかちゃんこどもの死について考えるセミナー」では

ブース展示までお立ち寄りいただいた体験者の方、医療関係者の方々

本当にありがとうございました。

 

ゆっくりと歩みの遅いちくちくの会に、毎年貴重な機会を与えてくださっている

セミナー主催者の嵯峨嵐山田中クリニックの田中先生をはじめ

セミナー運営スタッフの方々のあたたかいご理解とご支援には

感謝の気持ちでいっぱいです

 

 

 

 

 

 

毎年、年に1回開催されるこのセミナーは

ちくちくの会にとっても、私にとっても思い入れのある大切なセミナーです。

 

私は2008年10月、19週3日で長女を死産しました。

それは自分が生きている意味さえ見失うような、、、

暗く長く出口の見えないトンネルの中に閉じ込められてしまったような出来事でした。

 

仕事にも行けなくなり、外出も出来なくなり、救いを求めてインターネットを検索する

そんな中、2009年の第7回のセミナーに参加した事が私にとって大きな転機となったのです。

 

セミナーでペリネイタルロスケアを実践されている大蔵珠己助産師の講演と出会った事、

それまで死産後1年間、ずっともやもやと私の中にあった想い、

共感してくれた天使ママ達、

 

 

いろんな事が重なって、2009年の11月にちくちくの会が生まれました。

当初は2人ではじまった活動でしたが、3年目になる2012年7月現在では

協力してくれているお母さんも50人になろうとしています。

 

手探りではじめた活動がみなさまの手であたたかく守られて成長し

こうやって今年もこのセミナーに参加させていただける事を心から感謝し

大変ありがたく思っています。

 

 

私自身も悲しみを抱える1人の体験者であり、それと同時に

今まさに悲しい体験をされたお母さんの応援者でもありたいという気持ちを

改めて再確認できた2日間でもありました。

 

ちくちくの会のこれからの姿を楽しみに

これらからも自分達に出来る少しの事を、長くずっと続けていけるように

運営委員一同、心を新たにしています。